グラビア印刷サービス グリーン基準ガイドライン

グラビア印刷サービス グリーン基準ガイドライン page 36/124

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33■洗浄作業の標準化洗浄作業で使用する洗浄剤の量や作業時間に関して、ベテラン作業者と一般作業者との間や、ベテラン作業者の中でもバラツキが発生するとの報告があります。現状において各印刷企業がすぐにでも着手可能なVOC対策として、工場の特性にあわせて洗浄作業に使用する洗浄剤の量、作業時間、作業終了条件、ウェスや洗浄剤の管理方法等を明確にした作業標準を策定し、これに準拠した作業を徹底していくことが望まれます。② ラミネート工程の省エネ、省資源、騒音・振動の抑制に取組んでいるラミネート機の代表的な環境負荷はエネルギー(電力)の使用、騒音、振動です。環境負荷低減の取組みを実施するためには、まず使用中のラミネート機の環境負荷をカタログ、仕様書、メーカーへの問い合わせ等によって把握することが必要であり、その上で可能なかぎり負荷を小さくするよう努めなければなりません。なお、ラミネート機の新規導入にあたっては環境配慮型ラミネート機(※)を導入するよう努める必要があります。※ 「環境配慮型ラミネート機」の定義は今後設定します。③ 廃棄物の排出抑制やリサイクル等を推進している■廃棄物の排出抑制○不良品の削減ラミネート工程における不良品の発生は、それだけで廃棄物の発生やエネルギーの消費につながります。自動検査装置を導入することにより、不良品検出を効率的に行なうことができます。■リユース、リサイクルの推進○廃フィルムラミネート工程において発生する廃プラスチックは分別を徹底し、リサイクルすることが望まれます。一口にプラスチックといってもその素材は様々であり、同じ素材であっても貼り合わせをしているものやそうでないものもあります。プラスチックのリサイクルは各種の方法が研究され、最近では商業ベースで実現しつつあります溶剤容器の蓋閉めは、作業環境改善と同時に、経済的なメリットも得られます。