グラビア印刷サービス グリーン基準ガイドライン

グラビア印刷サービス グリーン基準ガイドライン page 30/124

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27■洗浄装置の導入、洗浄作業の標準化洗浄作業で使用する洗浄剤の量や作業時間に関して、ベテラン作業者と一般作業者との間や、ベテラン作業者の中でもバラツキが発生するとの報告があります。洗浄装置の導入によってある程度使用する溶剤量や作業時間の標準化が図られるものと考えられますが、現状において各印刷企業がすぐにでも着手可能なVOC対策として、工場の特性にあわせて洗浄作業に使用する洗浄剤の量、作業時間、作業終了条件、ウエスや洗浄剤の管理方法等を明確にした作業標準を策定し、これに準拠した作業を徹底していくことが望まれます。② 印刷工程の省エネ、省資源、騒音・振動の抑制に取組んでいる印刷機の代表的な環境負荷はエネルギー(電力)の使用、騒音、振動です。環境負荷低減の取組みを実施するためには、まず使用中の印刷機の環境負荷をカタログ、仕様書、メーカーへの問い合わせ等によって把握することが必要であり、その上で可能なかぎり負荷を小さくするよう努めなければなりません。また、印刷機のメインモーターのインバーター化、圧縮エアの集中管理、廃熱の利用なども省エネルギーに効果があります。なお、印刷機の導入にあたっては環境配慮型印刷機(※)を導入するよう努める必要があります。※ 「環境配慮型印刷機」の定義は今後設定します。③ 廃棄物の排出抑制やリサイクル等を推進している■廃棄物の排出抑制○不良品の削減印刷工程における不良品の発生は、それだけで廃棄物の発生やエネルギーの消費につながります。自動検査装置を導入することにより、不良品検出を効率的に行なうことができます。溶剤容器の蓋閉めは、作業環境改善と同時に、経済的なメリットも得られます。