グラビア印刷サービス グリーン基準ガイドライン

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22します。洗浄水に関しては、イオン交換法により再利用することが可能です。また、廃液類は濃縮することにより減量化することができます。工場内にてリサイクルできない場合は、廃液からの金属回収を実施している業....

22します。洗浄水に関しては、イオン交換法により再利用することが可能です。また、廃液類は濃縮することにより減量化することができます。工場内にてリサイクルできない場合は、廃液からの金属回収を実施している業者へ引き渡すことが重要です。なお、廃液や下水道放流している排水に関して、規制基準を満足すれば良いというだけでなく、規制基準よりも厳しい自主基準を設定し、排出量を低減することが望まれます。【刷版(彫刻法)】① デジタル化(CTP化)を推進し、省資源及び廃棄物の発生抑制を行っているデジタルデータを使用してフィルムを介さずにシリンダーを加工する場合、廃フィルムの発生量を大幅に削減することが可能となります。② 有害物質、廃棄物の発生抑制に取組んでいる彫刻法による製版では、削りかすとして銅粉が発生します。発生した銅粉は、リサイクル業者に引き渡し、リサイクルしなければなりません。【仕上げ】① 有害物質、廃棄物の発生抑制に取組んでいる■化学薬品の取扱い、有害物質の排出の低減シリンダーの仕上げでは、シリンダー表面へめっきが施されます。めっき時には、各種の化学薬品が使用されるとともに、廃棄物として排水が発生します。これらは、人体や環境への影響を極小化することが重要であり、化学物質の取扱いに関する基準・手順書を整備して適正な管理のもとで使用することが必要です。さらに、廃液や下水道放流している排水に関しても、規制基準を満足すれば良いというだけでなく、規制基準よりも厳しい自主基準を設定し、排出量を低減することが望まれます。■PRTR指定物質の管理仕上げめっき工程及び排水処理工程では、PRTR法の対象物質が使用される場合があります。工程で使用する化学物質に関しては、MSDSによって含有する化学物質の成分や含有率、有害性情報などを確認し、MSDSの情報をもとに適正に取扱う必要があります。【検査】① 印刷工程のロス(廃棄物発生)を抑制している不良版による印刷はフィルム、インキといった資源の浪費と、廃棄物の発生につながります。したがって、傷、色調不良など版の検査工程においては、目視、検査機、校正機等による十分な品質検査を行う体制・設備を整備し、規定や手順を定めておかなければなりません。