グラビア印刷サービス グリーン基準ガイドライン

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21② 製版フィルムを使用する工程の場合、省資源及び廃棄物、VOCの発生抑制に取組んでいる製版フィルムを使用する場合には、フィルムや現像液等の資源が投入され、廃フィルムや廃液が廃棄物として発生します。フィルムの現像時には、環境配慮型フィルム現像システムを使用することにより、現像液や水洗水の使用量を削減することができます。廃液や廃製版フィルムには銀が含まれているので、銀回収システムを導入するか、銀回収システムをもったリサイクル業者や廃棄物処理業者に引き渡すよう、業者の選定にも注意を払う必要があります。【シリンダー作成】① 有害物質、廃棄物の発生抑制に取組んでいる■化学薬品の取扱い、有害物質の排出の低減シリンダー表面へのめっき加工においては、前処理工程で各種の化学薬品が使用されるとともに、廃棄物として廃液が発生します。これらは、人体や環境への影響を極小化することが重要であり、化学薬品の取扱いに関する基準・手順書を整備して適正な管理のもとで使用することが必要です。さらに、廃液や下水道放流している排水に関しても、規制基準を満足すれば良いというだけでなく、規制基準よりも厳しい自主基準を設定し、排出量を低減することが望まれます。■PRTR指定物質の管理めっき工程においては、PRTR法の対象物質が使用される場合があります。工程で使用する化学物質に関しては、MSDSを備え、含有する化学物質の成分や含有率、有害性情報などを確認し、MSDSの情報をもとに適正に取扱う必要があります。② 省エネ、省資源に取組んでいる■シリンダー素材のリサイクル落版する際に剥離したバラード層は金属で構成されているため、リサイクルに回さなければなりません。■シリンダーのリユースシリンダーは、破損等が無い場合は繰り返して使用可能です。シリンダーを傷つけないように取扱わなければなりません。シリンダーのリユースを行なおうとする際にピッチがあわない場合がありますが、わずかのピッチの差であれば、径の調整により使用可能となります。【刷版(化学腐食法)】① デジタル化(CTP化)を推進し、省資源及び廃棄物の発生抑制を行っているデジタルデータを使用してシリンダーに画像を焼付けする場合、廃フィルムの発生量を大幅に削減することが可能となります。② 有害物質、廃棄物の発生抑制に取組んでいる化学腐食法による刷版では、現像廃液、エッチング廃液、洗浄廃液や洗浄水などの廃棄物が発生