グラビア印刷サービス グリーン基準ガイドライン

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14られ、これに基づいたフィルム製造が行なわれています。海外の資材については、その資材が日本の法規や自主基準に準拠しているかを確認したうえで購入しなければなりません。なお、発注者から各種基準への準拠状況....

14られ、これに基づいたフィルム製造が行なわれています。海外の資材については、その資材が日本の法規や自主基準に準拠しているかを確認したうえで購入しなければなりません。なお、発注者から各種基準への準拠状況について問合せ等があることも考えられるため、フィルムを購入する際は、メーカー等から各種基準に合致していることを証明する書類を入手し、保管しておく必要があります。(2)インキ、接着剤、溶剤① 環境や健康に影響を及ぼす物質の使用に配慮しているインキの原料には様々な化学物質が使用されており、印刷企業における使用時はもちろんのこと、消費者による使用や廃棄の際における安全性を考慮する必要があります。本基準においては、有害な化学物質を使用したインキ、接着剤を使用することを禁止しています。■印刷インキ工業連合会のNL規制印刷インキ工業連合会では、インキの安全性の確保の観点から、インキの原材料としてふさわしくない化学物質について、インキ業界の自主規制であるNL規制(ネガティブリスト規制※)によりリストアップし、使用を禁止しています。NL規制は数度の改訂を経て平成18年5月現在で500を超える物質・物質群を規制しています。日本のインキメーカーは、NL規制を遵守して安全性の高いインキを製造しており、NL規制に従って製造されたインキには「NL規制準拠マーク」が表示されています。国産インキの購入にあたっては必ずNLマークを確認して購入しなければなりません。なお、海外メーカーのインキを購入する場合は、インキ成分が日本のNL規制に準拠したものであるかをメーカー等へ確認する必要があります。グリーン原則と基準グリーン原則①環境や健康に影響を及ぼす物質の使用に配慮している②PRTR指定化学物質を考慮している水準―1 水準―2・印刷インキ工業連合会のNL規制に適合すること・日本接着剤工業会のNL規制に適合すること・PRTR指定物質が特定されていること(MSDSが提供されている)グリーン基準解  説インキは樹脂、顔料、溶剤を主原料とし、接着剤は樹脂、溶剤を主原料としていることから、人体への安全性、使用時におけるVOC(揮発性有機化合物)の発生、リサイクルの容易性、処理・処分段階における有害物質の発生を考慮して購入する必要があります。〔NL規制準拠マーク〕