GPJapan 2013年9月号 page 2/4
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概要:
ものを銅と同じプロセスで、表面を研磨して仕上げ、DLS(ダイレクトレーザーシステム)で彫刻。 酸性亜鉛の硬度が約160~180のため、従来の彫刻機でも彫ることができる。また、版深の深い80~100μ m のシリンダー....
ものを銅と同じプロセスで、表面を研磨して仕上げ、DLS(ダイレクトレーザーシステム)で彫刻。 酸性亜鉛の硬度が約160~180のため、従来の彫刻機でも彫ることができる。また、版深の深い80~100μ m のシリンダーにも対応できる。こうした深い版は、クロムめっきするのが難しいが、亜鉛の表面にクロムめっきすることも可能。従来のアルカリ亜鉛に比べて、酸性の亜鉛めっきは耐食性に優れて硬度の高い彫刻機で彫刻できる。 亜鉛表面のシリンダーに亜鉛を厚く盛ったり、銅の表面に亜鉛を50~60μ m 付けて、Cellaxyで絵柄を付ける。グラビアで使われているバラード方式にも亜鉛は使える。ただし、バラードになる下地は銅でなければならないので、40μ m 程度の銅を付けた上に亜鉛を付ける。鉄芯は、鉄の上に直接亜鉛をめっきしたり、母材の鉄に150μm の亜鉛を付けてこの表面に絵柄をレーザリングしたり、アルミニウムベースシリンダーに亜鉛を付けることもできる。ただし、クロムを溶かしていると下地の亜鉛も溶かしてしまうので、リクロームは今のところできない。 亜鉛のコストは1kg 当たり約2.52ユーロ。銅は約7.24ユーロ。日本では銅を使って、半分くらいの銅を効率良く回収しているので、単純な比較はできない。次世代グラビア製版技術の試み グラビアのめっき工程において使用される六価クロムの代替としてDLC(ダイヤモンドライクカーボン)がある。真空中でカーボンの膜を付けるため、1時間に約1μ m と、成膜に時間がかかる。また、クロムと違って硬度や摩擦係数などが大分違う。クロムでは厚さ5μ m、中には10μ m というものもある。しかし、DLC では1、2μ m でも十分優れた特性がある。そこで昨年、同時に20本を成膜できる装置を開発した。現在実用性テストが進行中である。こうした状況の中、㈱ブルボンのメイン商品をDLC 版を使用し、富士特殊紙業筑波工場で水性グラビア印刷で作成、今年1月に開催されたConvertech JAPAN2013で実製品を展示した。クロムに代わる厚さは1.5~2μ m。それをブルボンの社長に見せたところ喜んでいただき、全製品でやろうということになったが、700~800アイテムあるので、もう少し待ってほしいということになっている。いずれにしても実際に市場にだせるものができた。 クロム厚4μ m とDLC2μ m のシリンダーにおける200万m 相当の回転での耐久性の実験を実施。クロムの方は銅の下地が露出していたが、DLC では膜が壊れなかった。また、一番摩耗する水性グラビアインキの白において、クロム厚7μ m、DLC2μ m でも同様の実験を実施したが結果は同様であった。 レーザーグラビア製版システム「NEW FX」は、クレーンを使わず、ロボット2台を使用してロールを移送する。時間当たりで8~10本のロールを作ることができる。このシステムにより作られたFX-eco 版は本当にエコなのか、経済性が成り立㈱シンク・ラボラトリー重田龍男氏CuMaxGPJAPAN 2013.9 7