GPJapan 2013年2月号

GPJapan 2013年2月号 page 5/12

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第7回 地球温暖化防止実行委員会セミナー報告(3)前が付いています。日本ではオフセットと言いますが、世界ではライソ、リソオフセットと言います。ライソ(LITHOS)はギリシャ語で石のことと言われているそうで....

第7回 地球温暖化防止実行委員会セミナー報告(3)前が付いています。日本ではオフセットと言いますが、世界ではライソ、リソオフセットと言います。ライソ(LITHOS)はギリシャ語で石のことと言われているそうです。フレキソ印刷の刷版特性は、柔らかい刷版の版から圧胴で押されて飛び散る。フレキソの版は普通平らな状態で製版されます。その版を版胴にマウントしたときに何が起きているか。こんにゃくみたいなものを丸い茶筒みたいなものにマウントするイメージをしていただきますと、四辺が持ち上がってくるようなイメージをお持ちいただけると思います(図3 )。実際、フレキソの版もそのような挙動を示します。実際に起きている現象は、顕微鏡的なレベルで起きているわけですが、品質というものは顕微鏡レベルで左右されるということも皆様よくご承知だと思います。フレキソの版の良くない点は、「ハロー」とドットゲインが重なった結果がこのような形になりやすくなるというのが、私どもが得た結論です。これをどう最小化するか。刷版は変形もするという概念、これはグラビア、オフセットの方々には理解しにくい点ですが、フレキソの特徴としてどうしてもここから逃げることはできません。これをどのように克服していくかを考えるのが現場における印刷品質の向上につながっていきます。刷版の分類としては、樹脂とゴムがあります。樹脂は感光性樹脂と非感光性樹脂があります。感光性樹脂は板状と液状に分かれます。デジタル製版CTP ができるのは板状だけです。液状は今だにフィルムを使った製版しかできません。一方で、非感光性樹脂はレーザーで直接彫っていくという加工を行うことで3 D 化して刷版になります。イメージングの分類は、画像部と非画像部を分けるために、版材に光を与えるエリアを規定することですが、刷版の緻密化を考えるとどうしてもデジタルにならざるを得ない。炭酸ガスレーザーを使って彫っていく、YAG レーザーやダイアモンドレーザーを使ったデジタル版。黒い薄い膜が感光性樹脂版にはのっているのですが、これを焼き飛ばしていって画像部を作る。こうしたイメージングの方法はレーザーとインクジェットがあります。コンベンショナルは以前から使われているフィルム等を使った画像、非画像部の区別作業を行うということです。図3GPJAPAN 2013.2 35