GPJapan 2013年1月号

GPJapan 2013年1月号 page 7/10

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概要:
ればドラム缶に入れてまた戻します。必要がないときに燃料としてIHI さんのシステムに供給します。再生処理工場ではレンタルした缶体をそのまま付けられるようなベースが付いています。そこに流し込んで脱着します。....

ればドラム缶に入れてまた戻します。必要がないときに燃料としてIHI さんのシステムに供給します。再生処理工場ではレンタルした缶体をそのまま付けられるようなベースが付いています。そこに流し込んで脱着します。再生処理工場は現在神奈川県相模原市内、千葉県松戸市内、群馬県館林市内、新潟県新潟市内、今年度中に三重県桑名市に工場を作ります。缶体でVOC を集めて再生をして取り出します。回収したVOC をガスタービンのコージェネレーションの燃料の一部として使おうということです。出力が2,000kW のコージェネで、これ対して約6 トンの蒸気を出します。VOC の燃やし方は、ガスタービンは圧縮機で圧縮した空気で燃料を燃やして回しますが、主燃料は都市ガスを投入し、補助燃料としてVOC を入れています。VOC そのものは液体で回収されますから、コージェネで作られた蒸気をガスタービンの中に入れるときに蒸気の中にVOC を噴霧して、蒸気の潜熱でVOCを気化させて蒸気とVOC の混合ガスとしてこの中に投入します。こうするとVOC がきれいに燃えてくれます。排気は殆ど出てこない状況です。お客様の事業所で電気はいらないよという場合は、VOC でボイラーを焚き、蒸気だけを取り出すこともできます。VOC が排出されるところで処理をして、コージェネやボイラーに持ってくることでVOC の処理ができます。こちら側から言うとエネルギーの融通をしていただいて、省エネを図ることが可能です。元々使っている主燃料を45%削減するまでVOC を投入することができます。これにより、従来燃やして捨てていた、あるいはマテリアルリサイクルにおける蒸留で使用する燃料の省エネを推進できます。ガスタービンの燃焼機は、燃焼場でVOC が1,600℃くらいで燃えており、主燃料が6 本の筒から空気と一緒に入ってきますが、その上から蒸気を燃料に沿わせて流し込んで、1,600℃近辺のところで完全に燃やしてしまいます(図5 )。これにより45%ほどの燃料が削減できると申しましたが、結果的に、効率としてはほぼ最新鋭の火力のコンバインドサイクルに匹敵する効率が達成できることになります。????????????????????????????????????????????????????????????????????図526 GPJAPAN 2013.1